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公園デビューのない町

Dsc00634_3                          今もまだ「公園デビュー」という言葉は通じるのだろうか?

私が子育てに必死になっていた15年程前は、子どもを連れて公園に遊びに行くはじめての日を「公園デビュー」と呼び、子どもを通じてのお母さん同士のお付き合いのきっかけをつくる特別な日として情報誌で取り上げられていたものです。しかし、栃木県那珂川町では「公園デビュー」なる言葉は存在しません。なぜなら、近くに公園がない!!いや、正確に言うと、ある地域もありますが、公園に行っても子どもがいないし、当然若いお母さんもいないのです。・・・といっても、那珂川町に子どもがいないわけではありません。年間100人をすこし上回るぐらいの子どもは生まれています。

核家族で子育てをしているお母さんは、子どもの友達を求めて様々な情報を集め、子どもが集まるところにやってきます。今、国は少子化対策に力をいれ子育て支援策を様々な形で実施しています。

那珂川町でも、週に1回子育てサロン、月に1回おかあさん塾が開催され毎回こんなに多くの子どもがいたのかと思うくらい多くの参加者があります。それでも、毎日の子育てにはもっと子ども同士、親同士が集う場所が必要で、町の支援策だけでは足りないのが現状です。

Dsc00637_2 そこで、地元や近隣市町村で開催される、人形劇団やリトミック教室、パネルシアターに一生懸命通う親子の姿があります。

6月9日小口地区にある「もうひとつの美術館」を会場に、ちびっこお話し広場という催しがあり、雨にもかかわらずたくさんの親子連れで賑わっていました。

私の子育て時代は、町の支援策もなければ、こんなに楽しい人形劇やパネルシアターも近所で参加する事はできませんでした。同じような年代の子どものいる親同士、近所のゲートボール場や、野原、川で遊ばせたものです。そのころは、まだ近くに同じような子どもを持つ親がいたからよかったのでしょう。最近は、幼児連れの親がかたまっているのをほとんど見かけなくなりました。子どもが少なくなることがますます親の子育てへの楽しみを狭めていっている現状があるように思えて仕方ないのは私だけでしょうか。

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住民アセスはつづく!!

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栃木県の県営管理型最終処分場予定地(那珂川町備中沢)では、住民アセスが行われています。5月29日には、鳥類の調査が行われました。協力してくださる専門家の方々は、皆さんボランテイアです。その姿勢には、那珂川町民として、ただただ、頭が下がる思いです。29日の調査では、サシバの姿やサンコウチョウの泣き声を確認することができました。

何のため、誰のための環境アセスか?

環境アセスメントとは、開発事業などを行う際に、その事業が環境にどのような影響を与えるかを調査・評価しその結果に基づき、事業の内容の見直しや保全対策を行うというものです。しかし、実際は事業者(この場合は栃木県)からお金をもらってコンサルタント会社が実施するわけですから、事業者に都合の悪い評価はまず出ようがありません。そのため、「アセスメント」ではなく、「アワスメント」だと言われ、全国各地の住民から批判されています。

私たち那珂川町民や、那珂川下流域の住民にとっては、処分場のゴムシートが破れ、地下水が汚染され、飲み水に有害物質がまぎれこんだり、那珂川が汚染されることが何よりも心配ですが、環境アセスでは、地下水汚染のアセスがありません。これでは、いくら安全だと言われても、何の科学的証拠にもならないでしょう。実際には、地下水汚染が生じ、全国で住民運動が繰り広げられているのですから。

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29日の調査では、備中沢に沢ガニが見られました。

十数年前までは、たくさんの沢ガニが見られたそうです。この沢ガニが備中沢から消えた時、それが私たちにどのように跳ね返ってくるのかは、誰にも分からないはず・・・・備中沢に入ると、自然のシステムというものに対して、謙虚な気持ちにいつもさせられます。

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